離乳食を始める時期にきたものの、始めたらいったいいつまでかかるのか?
離乳食をスタートしたものの、いったいいつまでつづけるのか?
そんな風に疑問に思うママもいることと思います。
気持ちはすごく分かります。毎日のご家族の食事に加え、赤ちゃん専用の食事(離乳食)を準備するわけですから、大変ですよね。
今回は離乳食スタートから、完了するまでどのくらいの期間がかかるのかについて考えていきましょう。
離乳食それぞれの時期のかかる期間はどのくらい?
離乳食は、大きく分けて次の4つの期間に分けて進めていきます。
離乳食初期・離乳食中期・離乳食後期・離乳食完了期
大まかにいえば、離乳食初期・離乳食中期・離乳食後期をそれぞれ2~4ヵ月ずつかけてゆっくりと進め、仕上げに離乳食完了期で約半年ほどを期間をみておくと良いと思います。
ただし、進むペースはその赤ちゃんによって変わってきます。
なかなか次のステップに進めない赤ちゃんもいます。
食材の硬さや大きさに慣れるには時間がかかります。私たちと同じように、苦手な食材もでてくるでしょう。食物アレルギーもあるかもしれません。
とにかく焦らずに、ゆっくりと赤ちゃんのペースに合わせて進めていくことが大事です。
生後5ヵ月から始めた離乳食はいつまでかかるのか?
例えばですが、生後5ヵ月から離乳食をスタートした赤ちゃんの場合についてお話しします。
生後約5ヵ月~7ヵ月(離乳食初期/ゴックン期)
母乳やミルクしか口にしていなかった赤ちゃんですので、他のものを新しく口に入れることに抵抗を感じ、なかなか進まない赤ちゃんも少なくないと思います。
ママも離乳食を作ることに慣れておらず、食材の柔らかさやとろみのつけ方が難しいかもしれません。
赤ちゃんとママの新しいコミュニケーションの1つとして、赤ちゃんの様子をしっかり見ながらゆっくり進めていきたいですね。3ヵ月以上かかっても焦らずに、赤ちゃんのペースをみながら一歩一歩進めていきましょう。
慣れた頃には、1回食を2回食に増やすところまで出来たら良いですね。
生後約7ヵ月~9ヵ月(離乳食中期/モグモグ期)
離乳食初期で食材をゴックンと飲み込めるようになった赤ちゃんは次のステップに。
柔らかく、かなり小さく刻んだ食材をモグモグと歯ぐきですり潰してゴックンと飲み込む時期です。
この時期は、それそれの食材の舌触りに戸惑うことも多いかと思います。舌触りを嫌がり、口から出してしまうことも多々あると思います。
なかなか食べずに悩むママさんも多いことでしょう。食材の柔らかさや大きさなど、難しいですよね。
どの大きさや柔らかさまでなら抵抗なく食べれるのか、食材ごとに見極めながら進めていくことになると思います。
ある程度食べれる食材と苦手な食材を判断し、抵抗なく食べれる食材だけを先に離乳食後期のサイズに進めていってもいいかもしれません。
全部の食材を一気にステップアップさせるのもなかなか難しかったりしますので、臨機応変に進めていきましょう。
慣れた頃には、食事回数も、2回から3回へと進めていけたら良いですね。
生後約9ヵ月~11ヵ月(離乳食後期/カミカミ期)
離乳食中期で食材の舌触りに慣れ、歯ぐきですり潰すことを覚えた赤ちゃん。
食材の柔らかさとサイズアップを目指していく時期、また調味料も使用していく時期になります。
サイズの違いへの戸惑いもあるでしょう。また、今までは食材そのものの味に慣れてきていたため、調味料にも戸惑うかもしれません。
実際に我が子は味付けによって食べるものと食べないものがはっきり分かれていました。なので、苦手な味付けのものはスープ状にしてとろみをつけて慣れさせることをしました。離乳食後期ですが、この調味料だけはまだ離乳食初期の状態です。離乳食は個人差がかなり出てきますので、焦らずにいきましょう。
この時期は手づかみ食べをする頃になります。手や口を汚したり、時には食事をこぼすことも少なくないでしょう。ママの負担は増えますが、「物を掴む→口に運ぶ」この動作が赤ちゃんの食事への意欲につながりますので、ぐっとこらえて見守ってあげたいところです。
3回食を定着させ、ご家族と一緒に食卓を囲み、食事を楽しみましょう。
生後約1年~1年半(離乳食完了期)
離乳食後期で3回の食事を定着させ、ある程度食事を自分でする意欲がついている頃かと思います。
離乳食完了期は、時間がかかる時期でもあります。食事量を増やし、卒乳も目指す時期です。卒乳したことによりなかなか眠れない赤ちゃんもいるかと思います。
食事の量と授乳の量のバランスが難しく、なかなか思うように進まないかもしれません。
授乳回数や、おやつの量によっても変わってくるでしょう。母乳やミルクの量と、食事の量のバランスをとりながら進めていき、卒乳し、離乳食とおやつで栄養を100%とれるようになることを目指しましょう。
まとめ

それぞれの期間には、それぞれの目標と悩みがつきものです。
ある程度の期間の目安はありますが、赤ちゃんには好き嫌いもあるでしょうし、戸惑いもあります。
食材によってばらつきがでたり、なかなかうまく進まないこともあるでしょう。
この記事は、ある程度の目安として読んでいただければ幸いです。
離乳食も授乳と同じく、赤ちゃんとママの絆を深めるためのコミュニケーションツールの1つだということを忘れないでください。
赤ちゃんを分かってあげたいという気持ちは、赤ちゃんにきっと伝わります。笑顔で楽しみたいですね。
時期や期間にとらわれす、100%の完璧を求めす、臨機応変にすすめることが大事だと思います。

時にはいろいろ利用して、ママも無理しないようにしてくださいね。離乳食後期になると味付けすることが多いので、出汁パックは重宝します。