離乳食の食器や便利グッズ、現在はたくさんの商品が販売されていますね!
今回は、離乳食のオススメ食器や便利グッズを、利用する時期別にご紹介していきます。
離乳食初期~中期に見合った選び方のポイントと、離乳食後期~完了期に見合った選び方のポイントをお話しします。赤ちゃん自身とママに合った商品を探す参考にしてください。
【離乳食初期・離乳食中期】オススメの食器・カトラリー
離乳食初期~離乳食中期は、ペースト状~刻んだ食材までの食材を飲み込む練習をするゴックン期~モグモグ期。
赤ちゃんは自分で食べることはまだ無理ですので、ママが食べさせてあげることになります。
食べさせるスプーン
離乳食初期から使用するスプーンですが、重要なポイントはこちらです。
- 赤ちゃんの口のサイズに合ったもの
- 赤ちゃんが嫌がりにくい
- ママが食べさせてあげる
赤ちゃんの口のサイズに合ったもの
赤ちゃんの口は小さいので、私たちが使用するティースプーンでさえ大きく感じるでしょう。最初は小さじ1杯程度でスタートする離乳食ですが、小さじ1杯でも赤ちゃんが1度に口に入れるには多い量です。また、最初はスプーンを口に入れ、上唇に沿うイメージで口に入れてあげます。使い捨てのアイススプーンとまでは言いませんが、口に入れる部分が浅いスプーンが食べさせやすいと思います。
赤ちゃんが嫌がりにくい
今までミルクや母乳を吸って飲み込んでいた赤ちゃんですので、口に他のものを入れること自体を嫌がる可能性があります。柔らかく、違和感を感じにくい素材で出来たものがオススメです。歯固めのオモチャは使っていますか?最初は歯固めのオモチャで使われている素材と同じものだと違和感を感じにくいかと思います。私は、シリコン製のオモチャを使用していたので、シリコン製のスプーンでスタートしました。
ママが食べさせてあげる
先にも書きましたが、離乳食初期~中期にかけては赤ちゃんは自分で食べることが出来ないため、ママが食べさせてあげることになります。離乳食後期以降は少しずつ自分で食べる練習を進めていきます。
ママが食べさせてあげることを考えた時、持ち手が長いものがオススメです。赤ちゃんの隣に座って食べさせるか、向かい合って食べさせることになりますが、赤ちゃんも自分もきちんと座った状態で進めるには大変便利です。
ちなみに、離乳食後期以降に赤ちゃんが自分で食べる練習をしている時期も、ママは食べさせながら食事を手伝うことも少なくありません。その時期には、サイズがティースプーン程の持ち手の長いスプーンも大変便利です。
少量を入れる食器
離乳食スタート期に使う食器について。
選ぶポイントは以下になります。
- 少量を入れる
- スプーンですくいやすい
- ママが食べさせてあげる
少量を入れる
離乳食スタート期は10倍粥を小さじ1杯からスタートします。
小さじ1杯とは…ティースプーン約1杯。どのぐらいの量になるか、想像出来ますでしょうか?ほんの少しです。
その後徐々に量を増やしていくことになるのですが、離乳食中は初めての食材を試す際は、必ず小さじ1杯を目安にスタートします。これは、例えが離乳食後期で時期でも変わりません。
ですので、まず私がオススメしたいのが、いわゆる離乳食用の食器と言われるプレート状のものではなく、小鉢サイズの食器です。
このサイズの食器は、離乳食初期には重宝します。
また、離乳食後期以降も初めての食材は必ず小さじ1杯からになりますので、使用することがあると思います。
スプーンですくいやすい
少量の離乳食を入れますので、平皿ですとすぐに冷めてしまいます。
離乳食前半は、食べることに慣らすことが大きなポイントとなりますし、初めての食材には時間がかかることも多々あります。また、平たいスプーンですくうことを考えると、スプーンですくいやすい、ある程度深みのあるものがオススメです。
ママが食べさせてあげる
ママが食べさせてあげることが多い時期ですので、この時期の食器は、重さや倒れやすさなど、赤ちゃんが使用することを考える必要はありません。
調理にも使えたり、電子レンジ対応・食洗器対応のものが使いやすいかと思います。
【離乳食後期・完了期】オススメ食器・カトラリー
離乳食後期~離乳食完了期は、赤ちゃん自身が食べる練習をする時期にもなります。
とはいえ、いきなり自分で食べることは難しいです。食器をうまく持つこと・カトラリーを使いこなすことは大変難しいです。嫌になって泣き出す赤ちゃんもいるでしょう。
そんな時にサポートしてあげるグッズもありますので、上手く使っていきましょう。
食べる練習ができるカトラリー
この時期の赤ちゃんは、自分で食べる練習をしていくわけですが、最初からスプーンやフォークを使うことはできません。なぜ出来ないのか?を考えながら選んであげると上手くサポートしてあげることが出来るかと思います。
- うまく持てない
- うまく口に運べない
うまく持てない
赤ちゃんはまだ私たち大人のように手を上手く動かしきれません。小さなものを掴んだり、力加減がわからない状態です。
カトラリーも上手く持てません。最初はグーで握って持って食べます。
持ち手の部分が膨らみのある、握りやすい形をしたスプーンがオススメです。この時期の赤ちゃんは、持ち手が細すぎても太すぎても持ちにくいものです。角がある持ち手も痛く感じるのでおススメできません。
うまく口に運べない
ボールを穴に入れたり、何かを引っ張ったり、ボタンを押したりするオモチャで遊んでいる赤ちゃんも多いのではないかと思います。赤ちゃんはそうやって手先を動かすことを覚えていきます。
赤ちゃんは、なにか道具を使用して食事をするのは初めてです。スプーンに乗せたものを、こぼさずに口に入れるという行動は、何度も練習しないと出来ません。
そんな時期にサポートしてくれるスプーンとして、口に入れる部分が少し曲がっているスプーンがあります。
食べるときは、手だけでなく、腕を上手く回さないと正面からスプーンを口に入れることが出来ませんので、そんな時に重宝するスプーンです。上手く使えるようになったら普通の形のスプーンに慣れさせる、というように段階を1つ増やして練習するのもとても効果的かと思います。
また、上手く使えずに癇癪を起してしまうこともあるかと思います。そんな時に危険性を減らすためにも、プラスチックやシリコンの素材がオススメです。
倒れにくい食器
現在、離乳食の食器はいろいろなものが販売されていますね。
ランチョンマットと一体型のシリコン製食器やお皿の底に吸盤が付いているものなど、様々な商品があります。
いろいろなもの便利グッズがあり、悩んでしまいますよね。
それぞれのメリット・デメリットをよく考えながら上手く使用していきたいですね。
この時期の食器を選ぶポイントはこちらです。
- 落としても割れにくい
- 倒れにくい
- スプーンですくいやすい
落としても割れにくい
赤ちゃんは上手く食器を持てません。落としてしまうこともあるでしょう。
そんな時にガラスや陶器の食器を使っていると、落として割ってしまうことがあります。食器はプラスチックなどの割れにくいものがオススメです。
倒れにくい
食器を上手く持てずに倒してしまうことも多々あります。底面が広く、しっかりテーブルにつく倒れにくい食器がオススメです。また、カーブが効きすぎている食器(例えていうならばボウルのように丸いもの)も、掴みにくいので、倒してしまう要因となりますので注意です。
スプーンですくいやすい
スプーンもまだ上手く使いこなせない赤ちゃんは、食器の中で食材をすくうことも難しいです。
すくおうとして食材が食器の外にこぼれてしまった、ということはよく起きます。食器の底の部分が広く、底面と側面の間がクッキリ90度になっている食器がオススメです。ボウルのように丸くなっている食器はスルッと滑り、すくいにくいのでオススメできません。
個人的には、ワンプレートの食器よりも小さな食器を数個使う方がオススメです。冷めてしまった時に温めやすいですし、ワンプレートですとお皿をひっくり返した時に全てを準備しなおすことになります。
おすすめグッズ★便利なランチマット
離乳食を進めていくと、テーブルの汚れを気にしたり、赤ちゃんがカトラリーでテーブルをガンガン叩きつけるなんてことも多々あります。
そこでお勧めしたいのが、シリコン製のランチマットです。
汚れを気にして、布製のランチマットを敷いても、赤ちゃんが引っ張って食器ごとひっくり返すことが多々あります。シリコン製のランチマットは、テーブル上からズレず、食器もズレにくいのが特徴です。また、カトラリーをガンガン叩きつけてもテーブルに傷がつきません。汚れても洗うのみですので、オススメです。離乳食完了後も使用できるので離乳食初期~長く使えます。
まとめ
いろいろな便利グッズがある世の中ですが、赤ちゃんの成長を見守るという気持ちとしては「ママの便利グッズ」よりも「赤ちゃんのサポートグッズ」を優先して使いたいですね。
赤ちゃんは食器やカトラリーを使用する練習を何度も失敗を繰り返しながら学んでいきます。
失敗しなければ学びませんし、ママも赤ちゃんがなぜ出来ないのか分からないままになってしまいます。いずれは私たちと同じ食器・カトラリーを使って食事をするわけですから、今は失敗を恐れずに、失敗を重ねても良いのではないかと思います。
失敗をしないようにするグッズを使うのではなく、食事をフォローするグッズとママからのアドバイスで成長を見守っていきたいですね。